[腕を回して熱いキス]

*あからさまじゃありませんが、一応生理ネタ注意。




がソファーの隣に座る。
なぜか今日は我慢できなくて、真っ昼間だというのに襲いかかってしまった。

「まだだめ。あと二日待って」

原因はわかってる。
仕方ない、わかってる。俺は人間で獣じゃない。一ヶ月に数日間のこと、我慢できる!
……昨日までは思ってたんだ。
心中で言い訳を重ねながら見つめた。
すると頬を染め、色っぽい仕草で身体をくねらせた。

「静くんのエッチ」

髪がソファーに向かって流れ落ち、瞳が誘惑する。
だけど、

「キスだけね?」
「……わかってる」

少しの落胆後、気合いを入れなおした。腕の中閉じ込めたのくちびるに触れる。
マシュマロみたいに柔らかかった。女のくちびるってみんな、こんなに柔らかいのか?
うっかり口に出してしまい、攻守逆転。
ソファーの上で体勢が入れ替わり、馬乗りになる彼女。

「みんなって他の人?静くんは私以外の女の人ともキスしたいの?」

顔が怖い。
慌てて弁解した。

「し、したいわけないんだろ!」
「本当?」
「絶対だ!」

言い切ると陰った瞳に光が差し込み、微笑む。
次いでくちびるを割って入る舌先。

「他の女にしたら……絶対許さないから……ね」
「だからしねーって……っ」

言い合いなのかキスなのか、
わからなくなるほど熱く。
時が進むのを忘れて没頭した。