いつか革命する世界で

変態現る

やってきました舞踏会!
なにそれ転校初日でどゆこと?って感じながら来てしまいました。

説明しよう!

あの後、転入したクラスへ行ってみればウテナとアンシーがいた。ついでに若葉とも友達になった。若葉はなんていうか……普通って言葉がよく似合う元気な女の子だ。
そして放課後、入寮する寮が決まっていなかったらしい私は理事長室へ立ち寄る事になる。 出迎えたのは、若くて美形な理事長代理だった。肌が浅黒くてオリエンタルな顔立ちで……どこかで見たと思ったらアンシーに似てる。他人の空似?
しかしどう表現すればいいのか、美形で物腰紳士で完璧なんだけどこの人、変態の臭いがする。彼の全身から、あの父親の元で十四年育ったからこそわかる微妙なオーラが発されていた。
すごく……気持ち悪いです。
色々と話していたら、理事長代理は友達はいいぞー!みたいなテンションになったので適度なところで話を遮って部屋を出た。
東館へ向かう為の近道を行く。すると見えたのが白亜のフェンシング場。これがお父さんが昔コーチしていたフェンシング場か。よし、さっそく道場破りに挑戦だ!

頼もうー!!

そこで出会ったのが、男?女?な美人さん。名前は三条院千種。勝手にうろついたら怒られちゃった。でもうちの両親の事知ってるみたいだし、ちょっとくらいいいじゃない!ケチだな。

「いらっしゃい、姫宮さん、天上先輩」
「やあミッキー」

そんなこんなで夜が来て、生徒会主催の仮面舞踏会?なるものに招待された。ちなみに私の寮はウテナとアンシーと一緒だ。三人で一つの寮って豪華を通り越して不経済だよね!
今ウテナと話しているのがミッキーこと薫幹君。私の一個年下なのに大学のカリキュラムも受けている天才なんだって。
ぐふふ、将来有望美少年……考えながら、可愛いおててをスリスリしたら逃げられた。うふ、照れ屋さん。
さらにタラシっぽい生徒会長の桐生冬芽(うちの父さん似:好感度最悪)や男装の麗人有栖川樹璃さんと知り合った。ちなみにワカメこと生徒会副会長こと、西園寺莢一は舞踏会だっていうのにチュチュ(アンシーのペット:ネズミ似の不思議生物)と楽しそうに遊んでいた。やっぱり友達いないんだ。

んで舞踏会の最中停電が起きて、私の背中に一枚の紙が貼付けられるのだった。

『エンゲージするものへ、25日決闘広場で待つ』

事件発生!ってやつかしらね?