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冬姫の帰還完結

04 01 *2012 | あとがき

あとがき

長らくお付き合いいただきありがとうございました!
サイト開設と同時なので、2007年7月スタート。ぎりぎり5周年を過ぎずに済みました。

冬姫の帰還は、私の二次創作長編処女作にあたります。その前は、創作とは書くものではなく読むものという認識でした。
今思えば、ほとんど文章を書いたことのない当時の私が挑むには長すぎるお話でした。が、その無鉄砲さが結果としてここまでサイトを続ける原動力となりました。

理由のあるトリップを書きたいなと思ったのが、冬姫の帰還の着想点だったと記憶しています。
トリップができそうなキャラクター、縹家、それだとお世話になるのは茶家かな?じゃあ香鈴は妹キャラで可愛がろう!
私のお話の考え方は、こういった連想ゲームで成り立っています。書き始めた時点で考えていたのは第一部までの大まかな流れと、最終話だけでした。
それ以外は原作を読み込み、キャラクターと夢主の関係を考え、夢主はどういう人なのかを考え、ということの積み重ねでした。

夢主が一度自分の世界へ帰り、彩雲国へ戻る。
ふたつの世界を行き来できるようにこれからも方法を探す、という終わり方に決めたのは最終話を書いているときです。
ギリギリまで、自分の世界にお別れして彩雲国で静蘭と暮らします、めでたしめでたし、のつもりでした。
ですが、それだと最後まで悲しげな雰囲気が漂ってしまうこと、それはこの主人公らしくない選択しなんじゃないかなと思い、変えました。
彼女には常に前を向いて、能動的に運命を切り開いて欲しい、という私の希望、そしてキャラクターらしさを考えるとこれで良かったと私は思っています。

最後までお付き合いありがとうございました。
物語は終わってこそ、というのが私の信条ではありますが、ここまで飽きることも投げ出すこともせず書き続けられたのは読んでくれたあなたのおかげです。
どうもありがとうございました。

14:44 [Comment:0]

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